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逃げないでジャーニー

Journey_escape_1
 よかった。カセットテープが残っていた。よく聴いているんだ最近これ。

 私のCDライブラリーに1stアルバム1枚納めただけで消えているはずのバンド、Journeyである。捨てていたと思ってた『Escape』(81年)が残っていたのだ。

 クルマのCMのせいである。「Don't Stop Believin'」が無性に聴きたくなったのは。
 しっかし不思議な曲だこれ。サビは終盤に来てようやく訪れる。が、そのサビ自体は大したことない。そこに辿り着くまでの長い道のりこそがわくわくさせてくれる。簡単に言っちまえば「イントロ&前奏3割→中盤5割→終盤(サビ)2割」だよな構成は。スティーヴ・ペリーがタイトル・フレーズをなぞるこのサビはもはやサビではなくなっている。締まりが悪くなるのを食い止めているだけだ。そう。美味しさは半分を占める中盤にこそ詰まっているのだ。その最たるパートがクルマのCMに鳴っている。がつがつ刻まれるリズムと重低音なキーボード(ベース?)ラインのうねうねした上り下りがカッコいいのなんの。間奏に登場するニール・ショーンのリードギターすらオマケでしかない。

 この1曲のためだけに流していたはずだが、変拍子?んにゃシンコペーション?を張り巡らしスリルをたっぷり味わせてくれる「Keep On Runnin'」とか、変調を繰り返しつつもぼんぼん弾み続ける「Escape」とか、疾走するエアロスミスをまんま見ているような「Dead Or Alive」といった固めの品々もいいんでないかい。変だな。こんなに良かったっけこいつら。もう随分前に見限っていなかったっけお前は。まぁ「Who's Crying Now」だの「Open Arms」だのはちょっとね。…と言って取りつくろってはおこう。

 しかしなんとまぁ溌剌とした音だ。エネジーみなぎる音だ。ニールのギターといい、スティーヴのボーカルといい。あ、終わった。よっしゃ、また聴き返そ。
 こっちは本当に残っていなかった『Frontiers』のテープも、くそっ、捨てなきゃよかった。

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