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伊達藩をゆく 7

 さて、松島の海をさんざ騒がせた面々は塩釜港を後にする。いよいよ昼飯なのだ。車よ走れっ。牛タンだ。牛タンだよ。牛タンだよーん。

 しっかし仙台は牛タンだらけである。駅ビル内にも「牛タン通り」なる一角があるのをはじめ、街中でも東西南北いずれを向こうが必ずどこかの看板にその呼称を見つけることができる。もしや地球上の牛タンはすべてこのみちのくの都に集まることになっているのではないだろうか。なんということだ。仙台はどうにもこうにもおそろしいことになっているのだ。二枚舌のニンゲンは嫌われものだが、これが牛だったらどうだ。きっと大歓迎間違いなしだ。

 そういう訳で店舗の種類や数にも事欠かない。「味太助」に「喜助」に「福助」。これが世界中の牛から恐れられている三「助」である。…ホラ吹くなよ二枚舌。他には「べこ政宗」だの「まるたん」なんてのが有名らしい。しかし地元の友人のすすめで私が選んだのは「利休」である。ただ予約が取れないとのことでもう一つのおすすめ「伊達の牛たん」東インター店にした。ここでは極上芯タンを食べるべし、とのことだった。
 
 「芯タンですか。申し訳ございません。もうハケてしまいました」
 なんだとぉ。店長を出せっ。舌を出せっ。…なんてことをここまで来て言えるはずもない。なにしろ腹は正直である。なんでもいいから食わせてくだしゃい。結局塩の牛タン定食を注文した。麦飯とテール・スープの付いた定番である。運ばれてきた牛タンが目の前にある。おもむろに口に入れた。むしゃむしゃ。う、旨いじゃないかこれ。がつがつ。旨いっ。ぺろぺろっと平らげた一行は味噌タンも注文する。こっちは今一つ。塩の勝ちぃ。調子に乗って保冷剤付きの塩タンを土産に買い、後日自宅でも食べることになるが、仙台で食うべきであるというのが結論である。それにしても今日も続々と牛タンはかの街に集結しているのである。おそるべし仙台。

 4月1日は二枚舌の日。…ホントかよ。

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