« マイ・オムニバス VOL.21 後 | Main | どっちの観察会 »

マイ・オムニバス VOL.22 前

【70s最後の風船ガム】 75年 7/10

01 バイ・バイ・ベイビー / ベイ・シティ・ローラーズ
02 僕を救ったプリマドンナ / エルトン・ジョン
03 ハッスル / ヴァン・マッコイ
04 フォロー・ミー / オリヴィア・ニュートン・ジョン
05 アイム・ノット・イン・ラブ / 10CC
06 愛のジェット便 / ギルバート・オサリヴァン
07 呪われた夜 / イーグルス
08 ロー・ライダー / ウォー
09 ジャイヴ・トーキン / ビー・ジーズ
10 天国を失ったら / アヴェレイジ・ホワイト・バンド

 突然来た。
 まるで歌のタイトルだなChara嬢の。…なんか違う。チャラなら「勝手にきた」でしょがアンタ。そうだ。そうだっけ。…違うだろ。なに書いてんだおまえ。最初に戻れよ。
 突然来た。
 そう。彼らはいきなりやってきたのだエジンバラから。ほーらまたすぐ適当なことを書く。ホントかよ。とにもかくにも彼らはタータン・チェックをひらひらさせながら突如空から降ってきたのだ。そうなのだ。怪獣ベイ・シティ・ローラーズ東京湾上空に現る、なのだ。出動せよ科学特捜隊。早くしないと火を吹くぞ。ビルなぎ倒すぞ。電車踏み潰すぞ。ほらほら彼ら怒涛の行進が始まっているじゃないかわがチャート上を。なにこんなときにカレー食べてるんだハヤタ隊員。握り締めやおら高く掲げたそれはよく見りゃスプーンじゃないかい。「バイ・バイ・ベイビー」だの「サタデイ・ナイト」だの「マネー・ハニー」だの「二人だけのデート」だの。またどれもこれもがチャートの最上階まで駆け上って吼えるんだ。ガオガオ。…というのが当時のイメージ。
 今聴くとこれが結構イケるのはなぜだ。ひねくれていないストレートなポップ。とりわけ「二人だけのデート」途中の変調はちょっち胸を締めつけてきさえする。これをときたまこっそり聴いてることを私の音楽仲間はよもや知るはずもあるまい。ふふふ。これからも内緒にしておこう。彼らは70sブリティッシュ・ポップが空から撒いた最後の、そして特大の風船ガムだったのだ。

 チャートに対する私の興味を次第に削いでいったのは忍び寄る"ディスコ"の足音でもあった。ベイ・シティ・ローラーズ同様、今聴き返せば案外美味しい「ジャイヴ・トーキン」を当時の少年は拒否した。受けつけなかった。どうしたんだビー・ジーズ。「マイ・ワールド」のビー・ジーズはどこに行っちまったんだ。そんな不満を漏らしていた。が、大きく切った時代の舵が戻ることはない。逆手に切り返すしたたかさを見せたとはいえ、ストーンズもロッド・スチュワートも時代そのものに逆らうことはしなかった。少年は大いに不満だった。

 なんだか今回ぶうぶう言ってるな。上のラインナップ中、当時も今も光輝く品はないのか。ある。イーグルスの「呪われた夜」。まだある。ウォーの「ロー・ライダー」。もうひとつある。アヴェレイジ・ホワイト・バンドの「天国を失ったら」。この三品は朽ちない。理由? えーとね…。んー…。だれかが私を呼んでいる。誰だろ。なんだ睡魔くんじゃないか。いいところに来た。じゃ、そういう訳なのでどちらさまもおやすみなさい。


 ( VOL.21後<< │ >>VOL.22後 )

|

« マイ・オムニバス VOL.21 後 | Main | どっちの観察会 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11727/2707547

Listed below are links to weblogs that reference マイ・オムニバス VOL.22 前:

« マイ・オムニバス VOL.21 後 | Main | どっちの観察会 »