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恥ずかしい

 単純なことを複雑に考えない
 使い手の無意識にせまる
 自分を消すことで美は手に入る

 「市松」、「錦鯉」、「杏仁」という呼称の付いた携帯INFOBAR。換気扇のような壁掛けCDプレーヤー。アンパンから水煙が立ち上る赤い加湿器。こうした幾多の商品を手がけた工業デザイナー深澤直人氏はそう語った。簡潔だった。携わった商品のようにまるで。

 インタビュアーは質問する。
 「自分のデザインした商品が売れてるのを見てどう思うか」

 深澤氏は答える。
 「恥ずかしい」


 目に見えない音楽というもの。一瞬たりとも同じ空間に留まることのない音楽というもの。それをことばに置き換えようともがく私の文章は簡潔や単純の対極にある。なんだか「恥ずかし」くなった。

 『プロフェッショナル・仕事の流儀』というTV番組を見てしまったせいだ。くそぉ。これだからNHKは困るのだ。っても明日になればこの恥じらいを忘れるのは目に見えている。今夜くらいは恥じらってやろう。

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