« 佐藤多佳子 『神様がくれた指』 | Main | 再会 »

フィービ・スノウ

 フィービ・スノウってそんなに入れこんだ訳ではないけど、妙に刻まれている。

 彼女の1stアルバムを初めて全曲聴いたのは10年ほど前なのだようやく。1曲目「Good Times」のイントロが流れたとたん膝が崩れそうになる。フィービの匂いだ。「Poetry Man」を歌ったフィービがそこにいる。

 ロックの激しさ、ポップスの艶やかさにしか目が向いてなかった30年前。そんな少年の耳をその淡い色だけはそっと、しかし確かに引っ張ったんだった「Poetry Man」という曲の。キャロル・キングもヘレン・レディもジョニ・ミッチェルもリタ・クーリッジもみーんな知らん顔して通り過ぎていったのに当時。

 そうか。彼女のソロ・デビューから今年でちょうど30年が経つのか。74年といえばQueenやBad Companyの鮮烈なそれがとっさに思い出されるけど、彼女もこの年だったんだね。

 ここまでの歩みをちょっと突き放して眺めてみると、フィービって、ジャジーな顔、いわゆるフォークの顔、少しゴスペルっぽい顔、かと思えばファンキーな顔など多彩そのもの。しかし中後期の彼女はパスだな。私にとって彼女は初期の作品のみが瑞々しい。フィービに放つことのできる「匂い」はそこにしか無い。

 久しぶりに1stと2ndアルバムを引っ張り出して聴き入ってしまった。

Phoebe
 1st 『Phoebe Snow』  Phoebe Snow  74


Phoebe_second_2
 2nd 『Second Childhood』  Phoebe Snow  76

|

« 佐藤多佳子 『神様がくれた指』 | Main | 再会 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11727/81063

Listed below are links to weblogs that reference フィービ・スノウ:

« 佐藤多佳子 『神様がくれた指』 | Main | 再会 »