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矢田もいいけど小雪もね

 私が見たテレビドラマといえば、『寺内貫太郎一家』と『ふぞろいの林檎たち』だけだと思う。何百年前のことだ。だいいちテレビなんてもうまともに見ていない。報道とスポーツ関連を除けば。

 ところが、去年の今頃毎週欠かさず見てしまったブツがあるのだよ。『僕の生きる道』。途中からハマっちまった。不覚っ。こうして『ふぞろいの林檎たち』以来、画面と向き合ったのだった。終盤はちとかったるくなったんだけど、中盤に見せる数々の演技や絞りに絞られたセリフに何度心揺さぶられたことか。余命1年と宣告された中村先生演ずる主役の草彅剛より脇役の面々に特に。主治医役の小日向文世のひとつひとつは短くも深く、ときにはユーモアにコーティングされたセリフの数々。小気味良い喋り方もいい。喜びと悲しみと幸せと無常感と切なさなんかで胸の中を一緒くたにかき混ぜられたときの森下愛子の渾身の演技は、あれは一期一会もんだ。それにしても光と影の使い方に見るカメラワークといい、携帯電話を一度たりとも出さなかった演出といい、画面に流れる独特の透明感と静寂さとユーモアと温かみが心地良かった。私はこのドラマですっかり矢田亜希子のファンになってしまっ…てのはどうでもいいことか。はは。よーくかんがえよぉぉ。

 などと古い話題を振っているというのも「次」が始まってしまったからなのだ。『僕と彼女と彼女の生きる道』か。ドジョウにょろりんじゃないだろね。なになに、こ、小雪が出ている? んじゃ、み、見るかな。『ラスト・サムライ』の彼女はよかった。いろんな気持ちのごちゃまぜを胸の奥にしまい込む演技がね。注目すべきは渡辺謙だけじゃないのだよ。鋭い眼光ぎょろりと流す表情には惚れたけど渡辺くん。

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